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  3. 『かくかくしかじか』東村アキコ

かくかくしかじかとは

かくかくしかじかは、東村アキコによる自伝的な漫画です。
作者の東村アキコはアニメ化された海月姫や、ドラマ化された東京タラレバ娘などの有名作品を次々と発表している人気漫画家で、このかくかくしかじかもこの漫画がすごい!2015オンナ編で1位を取ったほか、第19回文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞や第5回ananマンガ大賞の準大賞などを獲得しています。

かくかくしかじかは2012年から2015年まで、集英社のCocohanaで連載されていました。全5巻の単行本が発売されています。

かくかくしかじかのあらすじ

この作品は東村アキコの自伝的な作品で、主人公を始はじめ登場人物たちは実在の人物をモデルにしています。

宮崎県の女子高校生・林明子は幼いころから漫画が好きで、高校3年生のころ、美術大学に進学して漫画家デビューを目指すことにしました。同じく美大進学を目指す友人の誘いで「日高絵画教室」に通い始めます。
その教室の講師である日高先生のスパルタ指導で明子はこれまでの自信を打ち砕かれますが、先生の厳しくも優しい指導のもと、美大進学を目指していきます。

全国各地の美大を受験するものの不合格続きで、あきらめかけたところに金沢美術工芸大学の合格通知が届き、明子は金沢でひとり暮らしをすることに。大学ではバリバリ絵を描いて在学中に漫画家デビューすることが明子の夢でしたが、なかなか思うようにいかず思い悩んでしまいます。

その後も漫画家になるまでに明子には様々な悩みが生まれますが、日高先生との交流を通して明子は自分のやりたいことに気づいていきます。

芸大・美大志望者におすすめ

この作品は、芸大・美大への進学を目指している受験生にぜひ読んで欲しいと思っています。
私は美術系には詳しくないため、芸大・美大を目指している生徒にはなかなかアドバイスができないのですが、この作品には美大受験生、そして美大生ならではの悩みが詰まっていると思います。明子を指導してくれる日高先生はかなり厳しいなと思う場面は多々ありますが、その言葉はとても愛に満ちていて、受験生の背中を押してくれるのではないでしょうか。また、この作品は大学生活までではなく卒業後、漫画家としてデビューするまでの様子が書かれているので芸大・美大卒業後の進路を考える上でも参考になります。

自伝的な作品ということもあり現実でシリアスな話題も多いのですが、全体的にギャグやコメディ調の表現がバランスよく入っていて、おもしろく読み進められます。芸大・美大志望者だけでなく、受験勉強の息抜きにおすすめの作品です。

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